Lesson1-6 ピュアスムージー 取り入れ方のルール

作り方のルールと合わせて、とても大切なのがスムージーの取り入れ方です。ポイントを押さえながら、自分の体調に合わせて食習慣に取り入れていきましょう。カラダと向き合いながら食スタイルをつくっていくのが、ピュアスムージースペシャリストのメソッドです。

最大限の効能を引き出す!取り入れ方のルール

  1. ピュアスムージーは飲み物ではなく「食べ物」。スプーンでゆっくり噛むようにして食べる。
  2. 食事のデザートや何かと一緒に食べるのではなく、胃が空っぽな状態で単体で食べる。
  3. 取り入れるのにベストなタイミングは朝。
  4. 基本的に常温で食べる。
  5. 一日の目安は350ml〜1ℓ。自分と向き合って、体が求める量にする。

作り方のルールで素敵なスムージーを作ったら、取り入れ方の大切なポイントも押さえましょう。それぞれ、きちんと理由があります。それでは、詳しく解説していきます。

①ピュアスムージーは飲み物ではなく「食べ物」。スプーンでゆっくり噛むようにして食べる

「飲む」のではなく、「食べ」て「噛む」。これによって様々な効果が得られます。Lesson5-4で詳しく解説しますが、脳内の血流やホルモン分泌のために、「噛む」ことはとても大切です。

「スムージーを食べる」感覚を身につけるためのポイントは、スプーンを使用することです。一口ずつ楽しみながら味わって食べてみましょう。噛む感覚をつかみやすように、トッピングをたっぷりのせることもポイントです。

かわいくて、しかも体のことも考えられているスムージーの出来上がりです。

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②何かと一緒に食べたり食後のデザートとしてはなく、胃が空っぽな状態で単体で食べる

スムージーや果物の「食べる順番」や「タイミング」、これも消化に負担をかけず美腸をつくるための、とても大切なポイントです。

作り方のルールで少し触れましたが、スムージーの材料である生の野菜や果物はもっとも消化に負担がかからない食べ物です。そしてその食材で作ったスムージーも同様に消化が大変スムーズです。消化に時間がかからない食べ物は、胃が空っぽの時に単体で取り入れることで、栄養がそのまま吸収でき、かつ腸を美しくすることにも繋がります。

どうして胃が空っぽの状態でないといけないのか、その理由は、食べ物の消化のスピードの違いに秘密があります。

胃が空っぽなときにスムージーや果物が入ってくると、その食物酵素の働きにより胃での消化をあまり必要としないため、スムーズに腸に進むことができます。

では、胃に食べ物が入ってる状態で、後からスムージーを食べた場合の胃を見てみましょう。スムージー自体は消化に時間がかからないものですが、前に食べ物が入っている場合、それが消化されるまで入り口が塞がれているので、スムージーは腸に進む事ができません。そうして胃に停滞している間に、消化が早いスムージーが発酵してしまうのです。

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一度発酵すると、せっかくのたくさんの栄養素も体は利用する事ができなくなります。更に一緒に胃に入っている他のものも発酵、腐敗してしまいます。

今まで、食事と一緒にスムージーを飲んだり、デザートに果物を食べたことで、胃に違和感を感じたことはないでしょうか?気持ち悪くなったり、ゲップがいつもよりでる、という経験は?

これは、スムージーや果物がスムーズに消化できなかったために、胃の中で発酵してしまっているからです。

食後の果物やスムージーは、「体にいいもの」ではなくケーキやお酒と同じような「嗜好品」になります。体にいいものとして取り入れたい場合は、体が栄養として消化、吸収できるよう、胃が空っぽの状態で、単体でたべるようにしましょう。もし足りない場合は、同じく消化に負担がかからないフルーツなどを食べるのがおすすめです。

③取り入れるのにベストなタイミングは朝

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スムージーを取り入れるのに、一番おすすめの時間帯はです。朝は「排泄の時間」であり、夜の睡眠から目覚めた朝は、胃が空っぽな状態なので、スムージーの効能をより活かす事ができます。(前日の夜遅くまで飲食していた場合はまだ残っている場合もあります。)また、会社での都合や知人関係との付き合いがある昼や夜よりも、朝の1食を置き換えることが1番習慣として取り入れやすいでしょう

Lesson3-2で詳しく解説しますが、体には自然の生体リズムがあり、朝は排泄やデトックスをしたい時間です。デトックスを促すために、この時間には消化に負担がかからない食事をするのがおすすめで、スムージーはぴったりの食べ物です。

④基本的に常温で食べる

冷たいものは胃に負担がかかるため、作り方ルールでも氷や水を使用せずに作ることがポイントでした。食べるときも、できるだけ常温がおすすめです。果物なども常温でスムージーにしたり、冷蔵庫で保存していた場合は、しばらく出して常温に戻すか、一口ずつゆっくり頂くと、冷たいまま胃に入ることを避ける事ができます。

女性にとって、冷たい食べ物で体を冷やしてしまうことは要注意です。胃と心臓はとても近くにあるため、冷たい食べ物で胃が冷やされると隣にある心臓も冷え、冷えた血液が全身に巡り、全身が冷えてしまうのです。さらに、女性は男性に比べて皮下脂肪の割合が多いため、一度冷えると外から温まりにくいというという特徴があります。

女性に冷えは大敵です。せっかくのスムージー、体を冷やさないように取り入れましょう。また、常温のほうが酵素が活性化します。

 ⑤1日の目安は350ml〜1ℓ。自分と向き合って、体が求める量を。

1日の摂取量は約350ml〜1ℓが目安です。しかしこれはあくまで目安で、必要量、適正量は人それぞれ異なります。今までの生活習慣での不足している栄養素、腸内環境、年齢、性別、運動レベル、生活環境、消化力や食べられる量なども人それぞれです。

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初めて取り入れる際は350ml〜を目安に、自分の体と向き合いながら調整していきましょう。350mlは、大きめなコップに1杯、小さなコップだと2杯分、缶ビール1本分くらいの量です。1日1ℓ食べると効果も出やすいですが、好転反応が強く出る人もいます。やはり体調と向き合いながら取り入れていきましょう。好転反応についてはLesson5で詳しく説明します。

Lesson1-6 まとめ

  • 作り方のルールとともに、スムージーの効果を最大限に引き出すための取り入れ方のルールはとても大切。
  • スムージーを取り入れるタイミングは空腹時。スムーズに消化させるために、単体でとりいれる。
  • 1日の適正量や必要量は人それぞれ。体と向き合いながら量を調整する。