夏が終わり秋が深まってくると、スムージーの時期も終わり・・・
スムージーの季節は夏だけで、冬は寒くてとても続けられない・・・
そう思っている方も多いのではないでしょうか?
スムージーショップで飲むスムージーはどれも冷たく、夏は美味しいですのが、秋冬の時期は少し遠のいてしまいますね。それはとても正しい判断です。
市販のスムージーは氷や水を加えているものが多いため,知らず知らずの内に体が冷えてしまいます。これは秋冬に限らず、夏でも実は同じです。女性は特に内側からの冷えに弱いため、氷や水が入った冷たいスムージーは、年間を通してあまり摂取しないほうがおすすめです。
しかし、秋冬は鍋やスープなどヘルシー食志向の方でも加熱食が多くなり、夏に比べて生食の摂取割合が格段に低下します。必然的に酵素不足になりがちで、溜め込む働きが強くなる冬の性質とあいまって、お腹のお肉が気になり出す方も多いのではないでしょうか。
免疫力を保つためにも、腸内環境を整えておく事は寒い時期にも必要です。酵素不足にならないよう、冬でもスムージーを積極的に取り入れていきましょう。
スムージースペシャリスト資格取得講座で学ぶスムージーは、作り方のルールでも学習しましたが、どれも体を冷やさないように作る事ができます。
改めて、寒い時期のスムージーの取り入れ方のポイントを復習しましょう。
- 食材は常温の素材を使用する
- シナモンや生姜など、体を温めるスパイスをプラスする
- 旬の冬の時期の食材を使用する
- 甘酒を加えてみる
- ホットスムージーにする
甘酒スムージーやホットスムージーは、最近少しずつ目にすることも多くなったワードです。ここでは、秋冬でもスムージーを楽しめる、ホットスムージーの作り方をマスターしましょう。
ホットスムージーの作り方
ホットスムージーとはその名前の通り、温かいスムージーです。寒くなってくるとカフェでも見かける機会もあるかもしれません。
ただし、とにかくスムージーを温めればいいというものではありません。ポイントは酵素の性質活かす事です。これはすでに学んだ部分ですので、しっかり勉強されているあなたなら、酵素の力をそのままに温かいスムージーを作る事ができます。
ホットにするスムージーはお好みのレシピでいいのですが、ホットに最適な冬におすすめのスムージーレシピをご紹介します。
生姜のホットスムージー
材料
- みかん・・・2~3個
- 洋梨(和梨もOK)・・・ 1/2〜1個
- ジンジャーパウダー・・・お好みで
- 水・・・・・50cc弱
道具
- 鍋
- 温度計
作り方
- 水分の多いものから順番にミキサーの中に入れて撹拌する。ホットスムージーの場合は加熱をするため、水を少量入れるのがポイント。
- 撹拌したスムージーを鍋に移し、ごく弱火で加熱していく。この時、常にかき混ぜ続ける事をがポイント。温度計を差し込み、スムージーの温度が40度程度になるまで温める。

- 47度前後で酵素の変性が始まってしまうため、40度になったら素早く火からおろして器に注ぐ。耐熱のグラスや、マグカップ、ココットに注いでもかわいくおすすめ。
トマト甘酒スムージー
飲む点滴と言われる甘酒。冬には甘酒のスムージーにも挑戦してみましょう!
甘酒は発酵食品なので、消化の働きを邪魔しません。
材料
- トマト・・・大2個
- 甘酒・・・・50cc〜100cc
作り方
- トマトは一口大にカットし、甘酒と一緒に撹拌する。
- 温める場合は、上記と同じ手順で温める。温めなくても美味しいので、そのまま食べるのもおすすめ。
実は大切!甘酒の選び方
甘酒と聞くと、ひな祭りで飲む酒粕が入ったものをイメージされる方も多いかと思いますが、スムージーには「甘麹」の甘酒で、酒粕が入っていないものを使用してください。
甘酒の選び方のポイントは、裏の原材料表示を確認することです。原材料が「米と米麹(麹)」だけのものは、砂糖などの添加物が使用されていないものなのでお勧めです。製品による味や風味も異なるので、安心して使用できるお気に入りの甘酒を探してみてください。もちろん、自分で手作りした自家製の甘酒も素敵ですね。
玄米甘酒も使用可能ですが色が少しくすみます。きれいなピンク色には白米の甘酒がおすすめです。

ホットチョコレート
バナナとローカカオを使って作るショコラスムージーにスパイスを加えてホットにアレンジしました。冬にぴったりのヘルシーホットチョコレートです。
材料
- バナナ・・・3本
- RAWカカオ・・・大さじ3
- 水・・・50cc弱
- シナモンやナツメグなどのスパイス・・・お好み
作り方
- スパイス以外の材料をミキサーに入れてよく撹拌する。
- 上記と同じ手順で47度以上にならないように注意して温める。
- マグカップに移し、お好みでスパイスを加える。
紹介したレシピ以外にも、ホットで美味しそうだと思うものがあればどんどん試してみてください。アレンジの基本知識があるスムージースペシャリストの卵のあなたなら、いろんなスムージーができるはずです。
マグカップに注いでスパイスを加えるだけでもぐっと冬のスムージーになります。
いろんな楽しみ方をしてみましょう!
ホットスムージーがもっと身近になるポイントを伝授!
※温度計がない場合
温度計がない場合は、30秒を目安に加熱してください。ぬるい場合はもう少し火にかけても大丈夫ですが、熱くなりすぎると47度以上で酵素が変性してしまうため、注意してください。
※鍋にかける時間なんてない!という場合
特に平日の朝は、ゆっくりスムージーを作って、さらにお鍋を出して温める時間なんてない!という方も多いでしょう。そういった場合には、スムージーをボトルにつめて湯煎してみてください。
お湯は沸騰してしまうと温度が高すぎるので70〜80度位程度にし、3〜5分を目安にボトルごとお湯につけます。ボトル内の温度が急激に上がる事はないため数分おいておくと適温に温まります。それをそのままボトルから食べれば洗い物も少なく、温めている間にちょっとした支度ができるので効率的です。
ぜひお試しください。



