体に悪いサラダがあるって、知ってました?

「野菜」や「サラダ」と聞くと、非常に体によいイメージがあります。コンビニエンスストアにはたくさんのパックサラダが並び、豚カツにはお肉と一緒に大量の千切りキャベツが添えられています。更に、最近スーパーには袋を開けただけで食べられるカット野菜のコーナーも充実してきました。

しかし、「野菜」や「サラダ」と名前がついているものが、全て体にいいとは限らないことをご存知でしょうか?

カット野菜やパックサラダの賞味期限

カットされた野菜やお弁当に盛りつけされたサラダが、賞味期限が1日以上あり、製造日の次の日でも変色せずにきれいなままであることは、普通のことではありません。普通に家で作ったサラダでは、数時間もすれば色が変色したり、葉はしなしなとしてくるでしょう。

いつまでも新鮮なように見えるカット野菜やパックサラダには、添加物が多く使われている可能性があります。さらに下記のような様々な理由から、「野菜」としての栄養摂取に疑問が投げかけられており、体に良いものと言えない現実があります。

パックサラダが体に良いものと言えない理由

  • 酸化防止作用、漂白作用、殺菌作用のある次亜塩酸ナトリウム(漂白剤や殺菌剤としても使用されるもの)を溶かした水にカットした野菜を何度も浸けることで、衛生面での問題をなくし、見た目の劣化を防いでいる場合がある。
  • カット野菜は、カットする工程や洗浄の段階で、野菜のビタミンなどは殆ど水に流れ出てしまっていることが多い。
  • しゃきっとした食感を保つために、pH調整剤を使用している可能性がある。

コンビニのサラダだけではなく、豚カツ屋さんで使用する大量のキャベツや、総菜に使われる野菜なども、店舗でカットしているのではなくカット野菜を用いている場合が多いです。

もちろん、専門工場での正確な温度管理やカット技術の高さなど、私たち素人が作るサラダには真似できない部分も多く、均一化された品質が保たれているという面もあります。また、添加物を使用する量は、国の添加物使用基準に乗っ取っているため安全、と言われる事もあります。

しかし、不自然な部分・野菜としての品質に疑問が残るカット野菜やパックサラダは、「体にいいもの」として食べると、少し違ったものになっている可能性があります。添加物や栄養素の欠落などを知った上で、食べるかどうかの選択をする必要があります。

野菜を丸ごと買って、カットしてサラダを作ることはそんなに難しいことではありませんし、加工したものを買うよりもずっとコストを抑えられます。新鮮なそのままの形の野菜に触れる事、カットする感触や香りを楽しむことも、食を大切にすることにつながります。

食が整うと心が整うとも言われますので、この一手間を惜しまずにかけてみてください。

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