食べていても、太っていてもなる可能性がある、「新・栄養失調」

飽食の時代と言われる現代、炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素は十分に足りているため、カロリーベース上は栄養素は十分に足りているように見えます。

しかし、その摂取カロリーの内容を見てみると、体に必要なビタミン、ミネラルなどが圧倒的に不足している人が多いのが現状です、これにより、体の不調を常に感じている方も多くいらっしゃいます。

これは「新・栄養失調」とも呼ばれ、必要カロリーは足りているが必要栄養素が不足しているために起こるものです。カロリーは十分に摂取しているため、太っている人、3食しっかり食べている人にも起こる「栄養失調」なのです。

また、食事制限によるダイエットを行っている場合、不足しがちなのがタンパク質です。私たちの体の組成はタンパク質の占める割合が多くなっています。タンパク質摂取不足により体に必要なアミノ酸が不足すると、体内のホルモン生成がうまくできなくなり、体の不調や、うつなどの精神面にも影響があらわれることもあります。

タンパク質源としてはお肉や卵、魚など、動物性のもののイメージが強いですが、実はタンパク質よりも吸収しやすい形になった「アミノ酸」は、グリーンの葉野菜にも豊富に含まれているため、グリーンたっぷりのスムージーもお勧めです。

アミノ酸やビタミンミネラルなど、体が必要とする栄養素をしっかり摂取していきましょう。