あなたの便秘に足りないのはどっち??性質を知って便秘薬に頼らず便秘解消!

食物繊維には2つの種類があり、その性質を使い分ける事でよりおいしいスムージーができる事をLesson5で学びました。

実は、この2つの食物繊維を使い分ける事は、便秘解消にも大きく役立ちます。

便秘には6つの種類があります。病気が原因で起こる症候群性便秘やストレス性の過敏性大腸炎(過敏性腸炎)などは改善に時間がかかりますが、その他の便秘は、食スタイルと生活習慣を見直すことで改善できる方が多いです。

頑固な便秘解消の大切なポイント

便秘解消のために大切なポイントが、2つの食物繊維の効果的な利用です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を上手に活用することで、今まで何をやっても治らなかった便秘の改善が期待できます。

水溶性食物繊維が効果的に働くタイプの便秘

水溶性食物繊維は、水を含んでゲル化する性質を持っています。お腹はゴロゴロするけれど便が降りてこない,水分が少ないコロコロの便が出る、便秘と下痢を繰り返す便秘の場合は、水溶性食物繊維を意識して摂取と改善しやすくなります。

不溶性食物繊維が効果的に働くタイプの便秘

一方不溶性の食物繊維は、水を含んで膨らみ、便のかさを増すという特徴があります。排便の回数が少ない、腸の動きが感じられない場合や、加齢性の便秘などは、不溶性食物繊維を摂取することで蠕動運動が起こりやすくなります。

不溶性の食物繊維が豊富な食品は、キノコやごぼう、グリーンの葉野菜などがイメージもしやすく食事にも取り入れやすいでしょう。水溶性の食物繊維はフルーツや海藻に多く含まれますが、不溶性と比較して、意識して積極的に食卓に取り入れないと、不足しがちになります。

便秘だからといって、むやみに不溶性食物繊維ばかり取ってしまうと、腸の中で便の量があるのに水分が足りず腸内を移動することができないため、よけいに便秘がひどくなり苦しくなる場合があります。このような場合に必要な食物繊維は、水溶性の食物繊維なのです。

理想のバランスは、不溶性:水溶性=2:1と言われています。

スムージーは、水溶性食物繊維が摂取しやすく、また不溶性とのバランスも摂取しやすくなります。アボカドやバナナ、桃やマンゴーなどを使った、とろっと分離しないスムージーは水溶性食物繊維が多くお勧めです。

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