「油は太るからダイエットの敵」というイメージが、今少しずつ払拭され始めています。質のいい油は、美肌のためにも健康のためにも必要です。
一方で、オリーブオイルや亜麻仁油、えごま油にココナッツオイルなど、たくさんの製品が出てきてどれを選べばいいのか選択が難しくなっているのも事実です。
そんなオイルでも、大切なのはその質です。お店で良質なオイルを選ぶときのポイントを押さえておきましょう。
オイルの選び方のポイント
- オリーブオイルならエキストラバージンオリーブオイル。
- 瓶の色が黒っぽいもの。(光酸化を避けるため)
- 製造日ができるだけ新しいもの。(時間が経過するほど酸化するため)
- よく売れている回転が早い店を選んで購入する。(お店に長い時間陳列されているものは酸化している可能性があるため)
- 製造工程に「低温圧搾」「コールドプレス」と書いてあるもの。(この抽出方法が大切)
- できれば素材はオーガニックのなど安心できるもの。
- 酸化しないうちに使い切れる小さめの瓶。
例えばオリーブオイルは、その健康効果が注目され始めてからスーパーでも安く大瓶が売り出されるようになりました。しかしあまりにも安価なオリーブオイルは質に少し不安も残ります。「オリーブオイルというものがどれでも全て良い」訳ではなく、「質のよい本物のオリーブオイル」は体にとってメリットがある、ということを正しく認識し、きちんと選ぶことが大切です。
体にとって必要な油
必須脂肪酸の中でも、特に必要とされているのがオメガ3の油で、オメガ6とのバランスを取りながら摂取することが大切です。その理想のバランスは【オメガ6:オメガ3=4:1】と言われています。しかし現状のバランスは12:1とも40:1とも言われており、オメガ3の摂取量が非常に少なくなっています。
オメガ3の油は、亜麻仁油やえごま油などに含まれています。これらの油の特徴は、非常に酸化しやすい点です。
使用する際は、油の酸化を避けるために加熱せず生のままサラダやお料理にかけて、生食するようにしましょう。また、短期間で使い切れる小さいビンを購入することも大切です。また開封したら冷暗所で保存し、できるだけ早く使い切るのがおすすめです。亜麻仁油やフラックシードオイルなどは、1週間で使い切ることが理想とされているくらいです。
酸化した油は体に非常に有害なものなので、油を使用する際のもっとも大切な注意点として認識しておきましょう。
ちなみに、エキストラバージンオリーブオイルも加熱せずに使用するのがお勧めです。こちらもとても酸化しやすいオイルの1つです。
